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現状分析

近年世界を取り巻く環境は厳しくなりつつあります。世界には、人口問題、温暖化問題、食料問題、エネルギー問題、地政学的リスク(特に中国と中東)、貧富の格差の拡大、機能しない世界の政治等様々な問題があり、不確実性や不安定性が増しています。しかし、世界の経済は、様々な要因によりアップ・ダウンを繰返しますが、世界の人口の増加もあり今後20~30年間は着実に成長していくと予想されています。それとは対照的に、金融・IT技術の進展、世界の政治状況、金融問題や経済指標等を含め様々な要因により、今後世界の金融市場は乱高下していく可能性は非常に高いと思われます。今後我々個人はそのような世界の経済・金融市場の激しい変動に対応して、資産の健善性(資産のヘルスケア)に配慮し、守っていく必要があります。特に、日本を取り巻く環境も年々厳しくなりつつあります。急速に進む少子高齢化、巨額に膨れ上がった財政赤字、貿易赤字の定着化、東日本大震災による長期的な巨額な負担、原発問題を含むエネルギー問題や今後の大地震の可能性等のために、今後の我々個人が直面する問題(ジャパン・リスク)は深刻化していくものと予想されます。

日本の財政問題

現在日本の財政赤字は1000兆円以上ありGDPの230%(戦後日本が財政破綻したときの水準)超ており、危機的状況にある水準と言えます。現在アベノミックスが日本経済を立て直しつつありますが、その成否は財政問題を解消できるがどうかにかかっています。財政問題を解決できなければ、ギリシャのような財政・金融危機に直面する可能性が極めて高くなります。日本も財政赤字が膨大で早ければ数年以内に、遅くとも10年以内に財政・金融危機が起こる可能性があります。財政危機に陥ると、共通して3つの経済現象が起きます。それは、通貨の下落(円資産の下落)、物価の上昇(インフレによる実質価格の下落)と金利の上昇(債券価格の下落)です。これら三つの経済現象は、間違いなく我々個人の資産を減少させます。たとえ将来日本が財政危機に陥らなくても、少子高齢化のために年金財政や医療財政は極めて厳しくなることが予測されています。今後我々個人は国に頼ることがますます難しくなり、自助努力が必要になります。つまり、今後我々は、自分の資産を守り、リスク管理をしながら資産を殖やしていくことが求められます。そのためには、投資の基本を学び、資産の健善性(資産のヘルスケア)に配慮して、資産を守っていくことが肝要です。

ライフプラン(将来設計)と資産設計

我々個人が投資や資産運用を行う前にすべきことがあります。それは、自分の夢や目標を設定することです。具体的な夢や目標を設定することによって、具体的で戦略的な資産設計を行うことが可能になります。また、自分に必要な金額と達成時期の目標を明確化すれば、効果的な投資や資産運用ができます。ただし、夢や目標は将来変わる可能性があるので、その時は柔軟に対応することが必要です。投資の基本は、あまり変わりません。しかし、市場環境が変われば、投資手法も変える必要があります。つまり、経済環境の変化が市場を変えていき、結果的に運用成果にも大きな影響を与えます。そのためには、継続的な情報収集が必要です。目先の相場の動向だけではなく、経済の根底にある大きな変化についても理解する必要があります。しかし、的確な情報分析をするためには、時間と費用がかかります。そのために、自分が行う努力の費用対効果を考える必要があります。

コンサルティング・サービスを利用するメリット

多忙な医師、歯科医師、看護師、薬剤師やその他の医療従事者弁護士等の方々にとって、専門家のコンサルティング・サービスを利用する最大のメリットは、自分自身の貴重な時間を大幅に節約できることですが、下記のようなメリットもあります。

  • -顧客の立場に立った客観的なアドバイスが期待できる。
  • -長期的な目標設定が可能になる。
  • -自分の投資判断に対するセカンド・オピニオンが得られる。
  • -投資のための情報収集のアウト・ソーシングが可能となる。
  • -より良い投資戦略の策定と効率的な資産配分を可能にする。
  • -市場の構造変化に迅速に対応ができ、適切なリアロケーション
      (資産再配分)とリバランスを可能にする。
  • -投資において必要なメンタル・コントロールが可能になる。

コンサルタントの役割

お客様のサービスの満足度を上げるために当研究所のコンサルタントは、三つの役割を兼ねることを目指しています。一つめは、カウンセラーの役割です。お客様の夢や目標及びライフスタイルお聞きして、その実現をサポートします。二つめは、コンサルタントの役割です。お客様の財務上の問題を解決に導くコンサルティングを行います。三つめは、コーチング(啓蒙や指導)の役割です。お客様の投資経験・知識やリスク許容度を踏まえ、行動ファイナンス理論に基づいた適切な資産運用のコーチングを行います。

信頼できるコンサルタントやアドバイザーを選択する判断基準

今後皆さんが質の高く信頼できるコンサルタントやアドバイザーを選ぶ時の判断基準の主なポイントは、下記の通りです。

  • -基本的な投資理論や投資手法を理解している。
  • -行動ファイナンス理論を十分に理解している。
  • -確固とした歴史観や投資哲学を持っている。
  • -金融商品や国際金融市場に精通している。
  • -会計学、ファイナンスや統計学等の知識を有している。
  • -3年以上の企業財務分析の経験がある。
  • -基本的な英米の金融ビジネスや法律等を理解している。
  • -内外の主要な金融機関を熟知している。
  • -5年以上の金融業務又は資産運用関連業務の経験がある。
  • -高い職業倫理観を持ち長期的な関係を重んじる個人である。
  • -長期の海外生活等を含めた豊富な人生経験を持った個人である。
  • -MBA(経営学修士)、CFA(証券アナリスト)やCFP(上級FP)等の資格を保有する。

*R.M.ナッシュ氏の著作より加筆・修正

上記12項目の中で、8ポイント以上あれば、質が高く信頼できるコンサルタントやアドバイザーであると考えられます。

(更新日:2015年3月14日)

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